おにぎりトート/オキシクリーンで洗う

前回のブログで書きました、
オキシクリーン。

種類があったので「オキシクリーンEX」
を購入、早速試してみました。

ブログにするのが遅くなってしまいましたが、、

今回、洗う様子を、

定点動画で撮って見たのですが

結果、延々とただ洗っている。

という感じで笑
わかりにくかったので、

使って見ての感想を
文章でまとめる事に。

今回は、汚れが目立っていた
持ち手の、部分洗いをしました。

汚れ部分を、先に水で濡らしておき
ペースト状にしたオキシクリーンを塗布。
(上画像のピンク丸を参考にしました)

ブラシで汚れ部分になじませて、
5分放置、すすぎ。

塗布した箇所の境目が、

輪染みにならぬよう

ペーストに、水を足して
境目にブラシで塗布、5分待ち、すすぎ。

その後、もう少し薄くした液で
黒い部分以外の、全体をブラシで
洗って、すすぎ。

洗剤が取れるまで、数回すすぎ。

タオルドライ

形を整えて、

陰干し。

形を整えて、逆さに干すといい感じ。

結果は、いやあ
さすが、白くなります!
ウタマロ(固形。液体はまだ試してない)
も、白くなるけど
オキシクリーンもすごい。

帆布生地は
このように、

汚れの気になる箇所を
部分洗いしていくのが、

愛着も湧いて、良い
お手入れ方法なのかもな。

おにぎりトートのお直し

**********************
オキシクリーンを、おにぎりトートお洗濯に
使用する際は、汚れ箇所に直接洗剤をつけて
こする、「部分洗い」をおすすめします。

色移りの原因となりますため、「全体洗い」での
オキシクリーンのご使用はお控え下さい!
**********************

オキシクリーンを使用して
おにぎりトートをお洗濯されたお客様
より、色移りのご相談をいただきました。

お客様のおにぎりトート

お湯を使ったのも原因なのかも?
とおっしゃっていたのですが
干している間に、
じわ~っと黒い色が染み出して
広がってしまったとの事です。

ポケット部分から黒の染料が滲み出てます

色柄物もある程度まで大丈夫
と謳っているオキシクリーンですが、、

オキシクリーンなどの
「弱アルカリ性」洗剤は、
生地の繊維を緩ませて
汚れを出してくれるのですが、
繊維に絡めている、染料も
一緒に出やすくなるんですよ、、
(なんとも、上手くいかんもんです)

おにぎりトートに使用している
カラー帆布も、黒で染めてあるので
全体洗いは「中性」洗剤をおすすめしています。

*念のため、縫製前に水通しをして
余計な染料を抜いたりと、
通常のお洗濯での色移りは、ほぼ
大丈夫なレベルにしているのですが、

『オキシ+お湯』パワー、
おそるべしです。。。*

おにぎりトートを分解したところ

今回は、おにぎりトートを分解して
本体部分を新しく交換する事に。
古い方の本体は、お直しの研究材料
(染み取り方法や、洗濯方法の実験)
に使わせていただきます。

新たに縫製^^

ポケットについた線に沿って、
組み立て直していきます。
ポケットのクタッとした感じから、
このおにぎりちゃん、沢山大事に
使って頂いていたんだなと、
伝わってくるのですよ。嬉しい。。

*ちなみに、今回のお客様からは
沢山使ったし、お直しなんて申し訳ない
と、最初はご辞退いただいたのを
私が、やや強引に修理しました。

仕上がりました!

お直しした、おにぎりトートは
またお客様の元へお返しし、
お使いいただいています。

*****************
いままで、お洗濯方法の記述を
上履きに例えていたのですが、
そしたら、今の時代なら、
オキシ使おうってなるなあ、、、

お洗濯事情の変化とともに、
お手入れ方法も変わってくるなあ。

私は、洗剤の専門家ではないので
詳しい成分を見ることはできないのと、
水や洗剤の量、温度などでも
結果は変わってくるので
絶対大丈夫、などは
言えない事が多いですが。

お勧めしている固形石鹸も
弱アルカリなのですが、白い生地の
部分洗いに使用するのは大丈夫。
オキシも、部分洗いはOKだと思う。

オキシクリーンを購入してみたので、
今週末は、自分のおにぎりトートで
部分洗いを試してみようかな。
晴れたらいいなあ。

結果はまた、こちらに書きますね^^

おにぎりトートお手入れ方法おまとめ

お客様から、おにぎりトートの
お手入れ方法でお困りとの
ご連絡をいただきましたので
今一度、こちらにまとめてみました。

***
定番のおにぎりトートに使用している
生成りの帆布は100%木綿素材。

生活とともに、ちょっとずつくたびれていく感じが
味わいがあって、とても好きなのです。

とはいえ、使用頻度や使う環境で、汚れ具合が違って参りますため
お手入れが大変/おにぎりの色がくすむのはちょっと、、という方には
雨の日おにぎりトート『S』*帆布コーティング仕様
https://www.coqu-maho.com/items/44584204
をお勧めしています^^
M/Lサイズをご要望の方は、直接ご連絡ください!

**************
帆布お手入れのコツ/おまとめ
**************
【汚れ予防】
防水/撥水スプレー使用で、
汚れやシミ防止になります。

ご使用前はたっぷりと、
また季節ごとに、定期的に
スプレー塗布をお勧めいたします。

【白色帆布の部分:汚れ落とし】
持ち手部分などの皮脂汚れは、
汚れ部分を水で濡らし、
洗濯石鹸+ブラシでこすって、
汚れを浮かした後に
水やで充分にすすぎます。
(縫い目は避けてこすってください)

汚れがひどい時は、ウタマロなどの
蛍光剤入り使用お勧めです。
(使いすぎ注意、程度を見ながら)

すすぎ後は、
タオルである程度の水分を拭き、
形を整えて陰干し。

全体の軽い汚れは、
「中性洗剤」を使用して下さい。
*****************

洗濯機使用の際は、バッグの中に
バスタオルなどを詰めてネットに入れて、ドライクリーニングモードで行ってください。
洗剤少なめ/水多め/脱水なし、または1、2分程度でストップ/
形を整えて、日陰で充分に乾かす。

*サンプル制作時の、洗濯実験や細かなことを
ブログ記事にまとめてありますので
もしよかったらごらんください↓
https://www.coqu-maho.com/blog/2018/01/05/142512
https://www.coqu-maho.com/blog/2018/11/05/213751
https://www.coqu-maho.com/blog/2018/11/06/132557
記事は2018年当時のものとなります。

馬のはなむけに、コメ粒/モミ粒リング

2022年、最初の彫金は
コメ粒モミ粒リング
2本セットの制作です。

2週間後に海外に行かれるとの事で、
その前に、在庫があれば…、
とのお問合せを頂いたもの。

彫金机周りを 隈なく探した所、
運良く、作業途中のものを見つけ、
サイズを調整、コーティング仕上げに
御徒町に駆け込み、無事
完成しました!!!

一からの制作ですと
2〜6ヶ月お待ち頂くのですが
御守りとして、身に付ける方も多い
穀物ジュエリーですので、
海外に行かれるタイミングに
間に合って良かった〜!

*業者さんを通す作業もあるし、
他の方が待っておられたりもしまして
ジュエリーに関しては特に、お急ぎの
ご要望は、本来ならお断りしています*

制作途中のものを、しかも
コメ粒/モミ粒の
2本分、見つかるという奇跡!!!

お客様の、馬のはなむけに
と思いつつ、お包みいたしました。

今頃、地球のどこかで
コメ粒とモミ粒を
身につけてくださっているのかな?

海外生活の
不安とワクワクに、
幸あらんことを願うのです^^

モミ粒ペンダント

屋号に、[鞄]
という文字を入れてしまったため
ちょっと分かりづらいですが、
実は、彫金制作も行っております。

*我が家の稼業が玩具試作なので
Yamanaka(家名)とBumblebee(変形玩具)
の鞄語(portmanteau)を、屋号にした次第。*

通常作業の合間に制作するため、
納期が2〜6ヶ月と、
ばらつきがありますので、、
現在は、お待ちいただける方にのみ
こっそりと制作しております。

ご希望の方は、
[山ナ鞄]WEB SHOP
よりお問い合わせください。

モミ粒ペンダント:
トップ18k/チェーン14gf

人生の節目ごとに、
モミ粒シリーズを
お求め下さっている方へ
お作りしました。

シンプルに、
モミ粒のフォルムと
チェーンが通る部分が
一体化しているトップを
チェーンにお付けしました。

モミ粒から、芽が出ている感じが
個人的に気に入っているのです。

↑ 梨地仕上げをしているところ。
金剛砂を漏斗で落として、
やや重めのマットに仕上げます。
仕上げの仕方は、作家さんによって
ちょとずつ違うんだろうな。

通常は2か月、長い時は半年以上
お待ち頂くのもあって、
実は毎回、ご依頼を受けるのは
これで最後にしようと
思ったりするのですが、、

小物の制作とはまた違う、
彫金に集中する
時間の流れの中で
考えたり、
想い出したりする事も多く

緊張はするけど
(近年のゴールド価格たるや…)
やはり、好きな作業なんだなと、
大切なんだな、と毎回思う。

なので、
ご要望があれば、
作り続けていこうかな。

しかし、

いろんな素材の業者さんに
パッとお願いできるという、、
この動きが出来るのは
東京の東の端っこに
現在住んでいるからであって
将来の事はわかりませんなあ。

今だけのものを、
精一杯作っていくのです^^

エアバッグで疲労困憊した話

量産のお仕事で、
エアバッグとの廃材を扱ったので
その、素材に関する忘備録となります。
(ご依頼のお品なので、意匠や用途の具体的な記述は無しです。)

1週間の予定で行なった作業ですが
下記の通り、予想以上の困難で
倍の日数かかってしまいました(T ^ T)

*****
[山ナ鞄]のアイテムを
お待ちいただいているお客様には
通常より、お届け日にちを
いただいてしまい
大変申し訳ございません、、、
本日より、通常作業に戻ります。
焼き上がり次第、
順次発送して参りますので
今しばらくお待ちください。
*****

まず、最初に結論を言うと
私の作業スペック(工業用厚物ミシン/最大糸8番ー針25号)
で、1点ものは作れど
「量産」はギリギリアウトな
素材でした (T ^ T)

*****
糸の番手は
数が少ないほど太くなり
針は数が大きいほど太くなります。

お洋服は糸90〜50/針9〜11
お財布や鞄は糸20〜8/針14〜19
を、通常使用します
(モノによって、少し変わります)

忘備録のため、わかりにくい表現や数字が多くなります、すみません、、
*****

サンプルを制作した時点
(20番糸で2個/8番糸で1個制作)
では、糸調子が難しいというか
時々糸が生地に引っかかるのと

厚みに対して、
かなり硬い感じだなと思ったけど

20番糸/16番針
8番糸/18番針で縫えたのと、
仮止め用の両面テープ/熱粘着シートも
きちんと付いたのですが

いざ、黒40白40の
量産作業を開始したら

一枚一枚の個性が違いすぎて、、
いや〜、絶対になりたくない
やんちゃクラスの担任を
受けてしまった感じというか。。。

具体的に言うと、
糸調整が、一枚ずつ異なる
両面テープがつく/つかない
粘着シートがつく/つかない
両テと粘着の両方使いでOK
両方でもダメ。
などの違いが、作業をしていて
どんどん出てきて

染料(黒色は染料の粒が多くて、縫いの邪魔になる時がある)のせいか?

生地かな???
生地は、黒だと見た感じで
トロミ/ゴワ/ゴワゴワ/ちりめん
トロミ→縫いにくい/ちりめん→縫いやすいという感覚。
ゴワやゴワゴワは、縫えるけど仮止めに難あり
の傾向だけど、その分類内で
予想できない事も、沢山あるから、、、

エアバッグを解体する際に
使用した、なんらかの汚れだったり
薬品だったりの付着が原因???

など、試行錯誤しつつ
でも納期があるので、
とにかく仕上げなければ。と、
量産なのに、1点ものを沢山作る。
という動きを、しつつ

うっすら
トロミが悪い???
と思いつつ

なんとか黒を納期内に仕上げ、、

白の作業に入った段階で
白は、見た感じが全て似ているし
もし、染料が原因なら
もう大丈夫!!!?!

と、縫ってみたところがこちら↓

8番糸/目飛び防止針21番
同じ糸調子で縫った所、

上から、見事に
縫える

糸のほつれあり

縫えない

と、なんとまあ!
綺麗な縫製サンプルが
取れましたよ!0_0!

****

これは、完全に
生地自体に原因がある。
そして、それは多分トロミ。

でも、白はほんと
ぱっと見、ほぼ同じ。
トロミもゴワもゴワゴワも
判別ができないーーーーー!!!!!
(唯一、ちりめんはわかる)

*****************
ちょっとこれでは作業ができません
だってサンプルと違う子がいる。
そして、それがどれだかわかりません
*****************

という理由で
納期を延ばしてもらいつつ
自分の作業所ではない、
スペックの高い場所で
作業をさせてもらい、
昨日、やっとなんとか
80枚仕上げて参りました。

ミシン屋さんや糸屋さん
糸会社の友人などに
相談して、白の打開策は

隠れトロミ素材に合わせて
全てを糸8番/24番チタン針
(画像のはチタンではないけど)
を使用したのだけど

一番重なる部分は、見えない箇所を
先に、手で穴を開けてやっとという。
いや〜、恐ろしい。

24の針は、初めて使用しました。
針の部分が2ミリくらいで、
5番や0番糸で使うやつです。
厚物ミシンでもギリ入るけど、
もう一つ大きなミシン(極厚物)
でないと、ちょっと厳しい太さ。

糸屋さんに、24なんて使ってたら
ミシンおかしくなるよ。と、

ハイテク素材、恐ろしや、、、

画像の上から
ゴワ/白トロミ/黒トロミ/ちりめん
サンプルは、
一番縫いやすいちりめんと
かたいけど縫えるかなのゴワでした。

4分の1強の確率で入っていた
トロミちゃん。
サンプル時に、何故使用しなかったのか、、
敗因のひとつだなあ。。

縫えないトロミ生地は、
端からほつれてくる
繊維が、ナノファイバー的に
見たことない細さで、
引っ張っても、
決してちぎれることは
ないのです。

こんな感じに観察したり、
調べたりして
今のところ思うのは

エアバッグに使用されているのは
ナイロン66という超素材で、
時代によって、
樹脂コーティングしたり
細かい繊維を、熱加工で
均一に縮めたりして、防気性を高めたりと
常に、最先端のハイテク技術が
詰まって要るわけで。

廃車の車から取り出すエアバッグは
車種や年式もバラバラで
その時代や車両のサイズに合わせた
用途で開発されてきた素材は
そりゃ、個性がでるわな。

そして、そもそも
防気性の強い素材に
太い針で穴を開ける自体
まあ大変な事ですよね。

人を守る素材のすごさを
一心に受けたこの2週間で
相当なダメージを受けて
疲労困憊、、トホホです
(七日目あたりが特に)

見た目に反して
いや見事に騙されたというか、
自分の中の、
危険信号が働かなかったのは
修行が足りてないんだなあ、、と
結構凹んだ2週間でした。。。

あー、でもとりあえず
仕上がってよかった!!!

しかし、糸の素材を変えたら
もしかしたら縫えるのか???
ロックミシンは難なく使えたので
もっと適した縫製方法が
あるのでは?

もし、自分の所で縫えるのなら
おにぎりお買い物バッグの
素材に使ってみたいぞ!

と、通常仕事に戻った瞬間に
こんな感想が頭に浮かぶ
懲りていない自分がいて、、
ちょっと、怖くもあります。

2022年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

大晦日は、棚卸し後に、
作業場を片付けて
さあ!!!
気持ちよく新年を迎えようと
ミシンのメンテナンスをしていたら
そのまんま気持ちよく、
今まで緩めたことのないネジを
うっかり外してしまい、、、
(上画像の、ピンクの枠部分)
しばらくワタワタしてしまいました。

結果、元に戻せたので
良かったのと
ミシンの下送りの
機構を眺めたりして
楽しくて、
そのうち興味が勝って
分解しそうな自分がおります^^

ミシンて、
つくづく複雑な作りだなと思う。
ボビンの部分もすごいけど、
下送りの動かし方も
見てて「なんじゃこりゃ!!!」
と思う。

そして、今だになんで
縫えるのかがわからない。。。
作っている人すごい!

たしか、山中伸弥さんのお祖父様も
ミシンパーツを開発したと
聞いたことがあるなあ。
パーツひとつひとつを、
誰かが作って
組み立てられているミシンは
本当に、叡智の塊だな。

と、しみじみ思いつつ
元旦に、
メンテナンスの続きをするという
そんな年始めでございます。

SEIKOちゃん(腕ミシン)、
JUKIちゃん(平ミシン)、
NOPROさん(漉き機)を整えて
自分の中での恒例でもある、手帳作り。

今年は、
キップのゴールドで縁起良く
豚革のヌメに、
刻印を打ってみました。

中身は、
HIGH TIDE のスクエアタイプ

同サイズのノートは、
黄緑色のエナメルをチョイス。

味のある仕上がりだけど、
自分用だからいいのです^^



今年は、年明けから
結構忙しくて、

人形町BASE で携わっている
アイテムの縫製と、
あと、小田急新宿店での
POP UP STORE 参加も
控えております。

コロナ渦で、
ウェブショップ中心だった
ものが、少しずつ
また、いろんな動き方を
し始めていけたら
良いなあ、と思います。

本年も、どうぞ宜しくお願いします!


ほっこり鯛焼き、始めました。そして、アフターケア

今年も、ほっこりほかほかの
『焼きたて鯛焼き』始めました

手触り良い、フランネル生地の
鯛焼きポーチに
ミニカイロを仕込むことで、
身につけると、ホカホカほっこり^^
温かさが持続します。

冬の寒い日に、外で働くあの方へ。
運動不足解消にと、毎日頑張って
ウォーキングしている方へ。
受験勉強されている方や、
妊娠中の方へ。

身の回りで、いつも頑張っている
大切な方への贈り物として、
ぜひご活用ください!

もちろん、
ご自身への贈り物としても^^

ミニカイロ3個付
ギフトラッピング仕様
送料無料となります。


鞄制作・型紙制作の基礎を学ぶべく
3年半通った、Bandyさんの学び舎を
先月、卒業いたしました。
(と言いつつ、まあなんやかんやと
お世話になりそうですが^^)

そして、さらに自分の腕を磨くべく
今秋より、週の半分ほどを
「人形町BASE」で作業をしております。

「人形町BASE」は、
バッグメーカーが母体の工房で

製品の生産過程で発生してしまう
B品や余剰在庫など
今までは、廃棄対象となっていた
バッグや小物を
再び販売出来る様に形を作り直す
アップサイクル事業を
展開している所となります。

リメイクや修理は、
一旦バッグを解体したり
部分を開いてから、変更する部分と
元に戻す部分とを考えながら
最小限の工程で、
なるべく綺麗に仕上げる。という、
アクロバティックな事をするため
学ぶ事が沢山で、楽しすぎる。。。

いやあ、、知らない事できない事
まだまだ山ほどあります。

[山ナ鞄]としては、
火・水・木の作業は当面
朝のみとなるなど

少しゆっくりの進み具合となりますが

このリメイク/修理の経験が、
[山ナ鞄]本革アイテムを、
長くご愛用いただける様な
アフターケアの礎となっていけたらと
思いつつ、頑張っております。

*[山ナ鞄]本革アイテムの
アフターケアのご要望は
ウェブショップより
お問い合わせください*

TE-2 レストア計画その4

時間のある時に、少しずつ組み立てておりおりました、TE-2

ついに、縫える様になりました!!!

後ろの、糸立て部分。
最初は、右横に飛び出す形で取り付けようかな?
と思っていたのだけど、
結局、台の後ろに穴を開けて通す事に。

なので、一回付けたタイルを壊すのは
申し訳ない、、と思いつつ
タイルを一個叩いて割るという作業。
(さすが焼き物、ちょっと叩いても割れないのね。結構大変でした、、)

ミシン本体と、台の隙間に緩衝材を入れたり
糸巻きを設置したり、
油受け(上画像の、丸いお盆)を仕込んだり。

油受、SEIKOのロゴマークが入っていて
何気に可愛い^^

さあ、多分これで大丈夫!
と思い、さっそく上糸をかけ
下糸を入れようと、ボビンを探したのですが、、

ボビンケースが無いー!!!

と、10分ほど探してから
思い出しました。

TE-2には、もともとボビンケースが無いんだよ。
なんと、本体の構造に組み込まれているのです。

ここら辺は、今のミシンと大いに違う箇所ですね^^
下糸の入れ方も独特というか、結構コツがいるというか。
進化の過程が見られて、私的にはとても楽しい。

これで、一応縫えるまでになりました^^
さっそく、試してみる。

足踏みなので加減が難しく、
踏むタイミングがずれて裏拍?に入ると、
後ろに進んでしまう苦笑

慣れるまで、しばらく練習だな。

TE-2 レストア計画その3

おおお?
お財福の改善をしていたり、
親知らず抜いたり、ワクチン打ったりしていたら
あっという間に、時間が経ってしまいました、、

少し前の事ですが、、、レストアをしているSEIKO TE-2は
先月末に無事、自宅の仕事場にやってきました。

上の画像は、O崎さんの所から車で運んでいる所。
すでに、愛着度マックスなので
こういう風に、横たわっている姿も愛しく感じます^^

台座のタイルが乾いたので、
あとは家で時間があるときに
ちょこちょこと仕上げていこうかな
といった目論見。

自宅の、作業場に設置。
スナさんのくつろぎスペースが、
やや狭くなるのだけど
堪忍してくださいな^^

設置完了。

組み立てて気づいたのですが、
ベルト(オレンジ部分)を、
プーリーの小さい円周部分に
つけた状態で、
台座の穴をカットしたので

プーリーの大きい円周部分に付けると
ベルトがぶつかる。

という事に気付き、、、
ここだけけ、タイルを少し壊して
修正しました。

糸立てや、下糸巻きパーツは、
錆がすごいので
塗装し直しています。

兼ねてから使ってみたかった、
鉄風ペイント!

サフェーサーを塗って、乾燥中。

塗装して、取り付けたら
九月中には、
使えるようになるかと思います。

楽しみ〜!!!
(って、毎回言っている気が。。。)