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[山ナ鞄]のアイテムに使用している、
RUSSETY LEATHER 山口産業さんの、
工場見学が再開されたとの事で、
さっそくお邪魔してきました。
以前伺った工場横の事務所は、
リノベーションで素敵な空間に^^
いろんな動きがストップしていたコロナ渦ですが、
だからこそ新しい動きも、できたのかもしれません。
工場を見学する前に、そのリノベーションした2階の空間で、
『獣革の知識や活用法』の講座にも参加しました。
受講者は私と、獣害と革について研究している学生の方と猟師の方の、三人。
*
山口産業さんは、私が使用している
国産豚革のみならず、
やさしい革の約束の一つ、
MATAGI PROJECT にて、
獣害対策で廃棄されてしまう
鹿や猪などの皮を扱っていて
それにも興味があって、参加した次第。
*
講座を受ける前は、
最近はジビエ肉も浸透してきているし、
革の活用も進んでいるのでは?
と思っていたのですが
いやいや、いやいやいや、
聞けば聞くほど、なかなか
うまいこといかんもんですなあ。
食肉やペットフード利用は、
場所や地域にもよるだろうけど、
捕獲量の1割いくかどうかで、
さらに革の利用は、更に少ないとの事。
もともと、農作物への被害対策なので
食肉や革への利用を念頭にした
捕獲の文化が、日本になかったそうで
一緒に参加した猟師の方は、
古い日本文化の中で、
目上の方に失礼の無いように
改善できる方法を探る大変さを
話してくれました。
でも、今の社会にあった
新しいシステムを、
いろんな立場の方が、
少しずつ構築していると
知る事が出来てよかった。
私は、革をアイテムにする立場なので、
「素材を選ぶ」そして、「素材の良さを
伝える」という責任があるのだな。
素材を活かす責任もしかり。
獣革でのアイテムも、展開したく
いろいろと勉強の日々です。
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講座の後に、
工場をぐるりと見学。
鞣す豚革は
いつも、届いて開封するたびに
良い匂いがするのだけど、
工場内は、まさにその匂いがして
びっくりしました。
たぶん、これがRUSSETY の
渋の匂いなんだろうなあ。
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工場2階では、クラストという状態の
豚革が干されていました。
クラストとは、色や仕上げ加工をしていない状態のもので
『天然物たい焼き』では、この革を使用しています。
見学の後、さっそく何枚か
革を購入しました。
ベージュと緑とクラスト。
ベージュは、玄米おにぎり。
緑は、桜餅や柏餅の葉っぱ。
クラストでは、たい焼きのほかに
どら焼きや大判焼きも予定している。
もう少し手を動かして、
秋には販売開始できるかな?
本当に作りたいものは
時間がかかりますね、、、